同じクルーに辞職宣言をした私は、その足で人事権を握っていた総括班長の所に出向いて行った。

辞職を希望していることを伝えると、長々と私に辞職しないよう説得してきたが、私の辞職の意思が変わらないことを悟ると今度は脅しにかかってきた。

当時の総括班長は1等海佐で、普通の基地なら基地司令になるレベルのやつだったが、毎朝のブリーフングを本番の前に、部内で予行をするのだが、ブリーファーが、言い間違いや話につまるとロッカーを蹴飛ばして怒鳴り声をあげてるアホな奴で

「おう、山下。服務事故を起こして退職させられる奴はいるけど、お前のような事例は未だかつてないから、事情聴取させてもらうんで、3か月は辞めることはできないとおもっとけ。」と、捨て台詞を言い、「一応、部長にも報告しとけ。」と言われ部長室へ

実は私は以前から部長とは仲良くて、ヘミシンクのセミナーに通っていることも話をしていた。部長はヘミシンクはやったことはないが本は何冊か読んでいてスピリチュアルにかんしても理解のある方で、その部長に辞職のことを伝えると

「おおっ、そうか戦争で亡くなった英霊の魂の救済、頼んだぞ。連絡を入れておくから人事課に行ってくれ。がんばってな。」
「はい、頑張ります。」

アホの総括班長に3か月と宣告された私はその2時間後、防衛省の門をあとにするのであった。チャンチャンわーい(嬉しい顔)